放送日:2008年8月9日(土) 日本テレビ 報道特捜プロジェクト
【振り込めサギの裏側 ~“偽造免許証” 衝撃の実態~】
あとを絶たない「振り込め詐欺」。その被害額は、平成16年から19年の4年間で、毎年250億円を超えている。さらに平成20年は、過去最悪のペースで被害が急増。一体なぜ、被害が減らないのか…。その背景には、振り込め詐欺に欠くことが出来ない「架空名義の携帯電話」の存在がある。これはインターネットを利用し、作られている。あるサイトでは、偽造免許証を使い携帯電話を契約する仕事の募集が行われている。偽造免許証は、機材さえ揃えれば作成することは難しくないというのだ。これに対し、警察も偽造防止の為のICチップが埋め込まれた運転免許証を、平成19年1月から一部の都道府県で発行している。読み取り専用の認識機に暗証番号を入力すれば、個人情報が読み取れる仕組みだ。だが、携帯会社大手3社は、この認識機の導入に対しては検討中であるという。認識機が導入されなければ、偽造免許証を見破ることもできず、結果として「振り込め詐欺」の被害は減らないのではないか…。